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ピク・サン・ルーとはどんな産地か
ピク・サン・ルー は、
南仏ラングドック地方の北部、
モンペリエのすぐ北に位置するワイン産地です。
ラングドックの中でも特に、
「南仏なのに涼しい」
ことで知られ、
エレガントな赤ワインを生む産地として評価を高めてきました。
理由① ラングドックでは珍しい冷涼さ

ピク・サン・ルー最大の特徴は、
標高と地形による冷涼な気候です。
- 畑の標高:150〜650m
- 北側にセヴェンヌ山地
- 夜間は冷気が流れ込む
このため、
強い地中海性気候の中でも
酸がしっかり残る。
「重くなりがちな南仏赤」を
洗練されたスタイルに変えています。
理由② 石灰岩主体のテロワール


ピク・サン・ルーの土壌は、
石灰岩を中心に、粘土や砂利が混じる構成。
これにより、
- 水はけが良い
- ミネラル感が出やすい
- 果実味が暴れにくい
結果として、
緊張感と直線的な味わいが生まれます。
理由③ シラーが主役になれる環境
ピク・サン・ルーでは、
ブレンドの中でも
シラーの比重が高いのが特徴です。
味わいの方向性
- 黒系果実
- 黒胡椒・スパイス
- フローラルな香り
- 引き締まったタンニン
ローヌ北部的な要素を感じさせながら、
価格はずっと現実的。
理由④ 生産者の意識が高い
ピク・サン・ルーは、
比較的新しいAOP(2017年昇格)。
そのため、
- 評価を作っている途中
- 妥協できない
- 手作業・低収量が前提
という生産者が多い。
「ここで雑なワインを造ると、すぐ見抜かれる」
という緊張感が、
産地全体の品質を押し上げています。
理由⑤ 「ラングドックのイメージを変えた」
ピク・サン・ルーは、
ラングドックに対する
次の固定観念を壊しました。
❌ 重い
❌ 暑苦しい
❌ 早飲み
代わりに提示したのが、
- フレッシュ
- 構造的
- 熟成可能
「南仏でもエレガントになれる」
という証明です。
他のラングドック産地との違い
| 産地 | 特徴 |
|---|---|
| ミネルヴォワ | 果実味と温かみ |
| フォジェール | ミネラル・片岩 |
| テラス・デュ・ラルザック | 力強さ+緊張感 |
| ピク・サン・ルー | 冷涼・洗練・酸 |
家で飲むなら、こんな人におすすめ

- ローヌ北部が好き
- ブルゴーニュ赤が好き
- 「南仏=重い」と思っている
そんな人ほど、
驚きがある産地です。
まとめ|ピク・サン・ルーは“ラングドックの顔”
ピク・サン・ルーが評価される理由は、
単一ではありません。
- 冷涼な気候
- 石灰岩土壌
- シラー主体
- 高い生産者意識
これらが重なり、
ラングドックのイメージそのものを
引き上げてきました。
南仏を一段深く知りたいなら、
必ず通るべき産地。
それが、
ピク・サン・ルーです!
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