冬に海外に旅行に行くとよく見かけるホットワイン。
オレンジやレモン、砂糖、シナモンを赤ワインで沸騰させて作るヨーロッパではポピュラーな飲み物です。
ワインを温めて飲むのでワインの芳醇な香りが引き立ち、さらに柑橘系のフルーツの香りが上手く合わさって普段飲んでいるワインとは違った風味になります。
ヨーロッパのクリスマスマーケットやスキー場では定番の飲み物になっており、寒い時期には欠かせない飲み物となってます。
実はホットワインという呼び名は和製英語で海外では違う呼び方で呼ばれています。英語だとモルドワイン、フランス語ではヴァン・ショー、ドイツ語ではグリューワインと呼ばれてます。
そんなホットワインは家でも気軽に作れる事ができます。ホットワインのレシピを紹介したいと思います。
ホットワインの起源
ホットワインワインがはじめに作られたのは古代ローマ時代と言われています。
古代ローマ人がハチミツ、胡椒、ローリエ、クルミ、デーツを混ぜて作っており、宴会等の席で胃の消化を促進するために飲まれたそうです。
ローマ帝国が拡大するとともに、ホットワインもヨーロッパ全体に広がりました。
また胃の消化やただ美味しいからというだけの理由ではなく、香辛料やその他の添加物が酸化させることなくワインの賞味期限を伸ばしてくれることもヨーロッパ全体に広がった理由だそうです。
中世になるとホットワインも作り方か変わっていきます。砂糖やシナモン等の複数の香辛料を入れるようになります。
柑橘系のの果物も加えて飲まれるようになりより芳醇な香りとなりました。
ドイツやフランスのアルザス地方、オーストリア等のクリスマスマーケットで定番の飲み物となったこともより世の中に広まった要因とされています。
ホットワインの作り方
それではホットワインを作って見ましょう。
赤ワインは近くのスーパーやネット通販等で手に入るもので問題ありません。
材料 3人分
- 赤ワイン 500ml
- 砂糖 50グラム
- レモン1/2個
- オレンジ1/2個
- シナモン 1本
- クローブ 2本
作り方
- レモンとオレンジを輪切りにして鍋に入れます。ワインと砂糖と香辛料も鍋に入れます。
- 加熱し軽く沸騰し始めたら火から外しそのまま5分置きます。
- 熱いうちにグラスに注いだら出来上がりです。
残ったワインやあまり美味しくなかったワインを使っても美味しく飲めるのがホットワインの良いところ。
寝る前や大切な友達と過ごす時にホットワインはおススメです。今年からホットワインをはじめてみてはいかがですか?