今回はシャトー・フォンブロージュ2010をティスティングです。
以前フランスに住んでいた時、シャトー・パプ・クレマンのワインを飲む機会がありそれをきっかけに色々調べていったところこのワインに出会いました。
シャトー・パプ・クレマンはかなり高額ですが、同じ経営者(ベルナール・マグレ氏)のこのワインは批評家からの評価も高く、30ユーロ位で売られていたのでまとめて購入、これまでワインセラーに眠らせていました。
10年も経ちそろそろ飲もうかと考えてたところ、夕飯がステーキだったので栓を抜くことにしました。
このワインはパーカーポイントが91点、Wine Spectator 92点を獲得、期待が高まります。
私は比較的ボルドー左岸のワインを好む傾向がありますが、以前このワインを飲んだ時は良い意味で期待を裏切られた記憶があります。
時間がたちどのように変わったか非常に楽しみです。
では試飲したいと思います!
シャトー・フォンブロージュについて
シャトー・パプクレマンやシャトー ラトゥール カルネなどの有名シャトーを所有するベルナール・マグレ氏が醸すワイン。
サンテミリオンに位置し主にメルローが9割、残りの1割がカベルネフランを育てています。
シャトーは15世紀から始まっていますが、1999年にベルナール・マグレ氏がワイナリーを買収ブドウ畑の再建や設備の近代化等の再建が進み品質も向上、2012年にはサンテミリオンの格付けでグラン・クリュ・クラッセに格上げされます。
近年はロバートパーカー氏からの評価も高く、通常4,000-5,000円台で売られているにも関わらずパーカーポイント90点以上が出ることがあります。
シャトー・フォンブロージュ 2010の感想
成熟したブラックベリー、ダークチェリー、プラム等黒い果実の、チョコレートとバニラの香り。
香りがとても濃厚で豊か、スワリングするとさらに黒い果実の香りが立ち上がります。
時間が経っても香りが薄くなることもないので長いこと楽しむ事が可能、骨格もはっきりしていてワインをじっくり味わいたい人にはお勧めのワインです。
2日後に再度試飲しても香りは濃厚、以前に比べ味がまろやかになり、抜栓直後とはまた違った楽しみ方が出来ます。
初日に半分位飲んでしまったのですが、1週間くらい時間をかけて飲めばもっと楽しめたのかもしれない、次回のお楽しみにしておきます。
値段の割にクオリティが高く非常におすすめのワインです!
銘柄基礎情報
・生産地:フランス サンテミリオン
・生産年:2010年
・葡萄品種:メルロー、カベルネフラン
・参考価格:4000円台
・購入先:フランス ネット通販
・評価:Wine Advocate 91点
Wine Spectator 92点